猪バラ肉と春野菜のブラザート2020

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猪のカッスーラ

ジビエをいただきます。

 

害獣による農業被害が年間164億円も起こっている日本。

その中で猪によるものは29.2%。

畑に常に足を運ぶ中東はそれを何とか軽減させたい。ただ、軽減する為には鹿や猪を殺さないといけない。

日本人なら毎日口にする「いただきます」。

一説では食事の前に食材に対して「あなたの命を私の命に代えさせて”いただきます”」の意だとか。ただ殺すと言っても廃棄するのではなく食べてしまおうというのが中東の考えの根底には流れている。

 

猪のバラ肉とネギやゴボウをほうれん草で巻きつけ、ココットの中でじっくりと火入れをする。北イタリアの伝統料理カッスーラである。

上からは煮込んだJusに八王子のマスタードを加え、ソースにして最後にかける。

猪のばら肉は何とも言えずとろりと溶け出し、野菜と混然一体となる。

 

畑を荒らす害獣とするか、美味しく食べられるジビエとするか。

決めるのはこれを見たあなたです。

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